31不満 カート乗ったら死にかけました
これは私が初めて
本格的なカート(レーシングカート)に
乗った時のお話である。
- 経緯
カートに乗ってみたいという願望が
元々あったこと
意外とすぐ近くに
レーシングカートに乗れる所があると
知った私はクリスマスイブの日に
1人でそこに向かうのであった。
- 初走行
やはりカートは実際に乗らないとわからない
最初はゆっくり回ったのだが
すぐに違和感に気づく。
ハンドルが重い!
パワステが無いのは聞いてたが
それでもここまでとは。
あと乗ってみたらわかるがかなり速く感じる。
実際の速度は公道と同じくらいだと思うが
体感速度は段違いに速い。
すぐにでも壊れそうなジェットコースターに
乗ってる感じであった。
- タイム計測
意外と乗れてるような気がしなくもない。
しかし
徐々に手の握力が無くなっていく中で
数周目、、
高速セクションのパンピーな路面に
足を取られてしまった。
マシンは急に向きを変えて
タイヤバリアに突っ込んでいく。
『あっ、死ぬ!!』
一瞬
三途の川を飛び越えた。
『皆さん、今までありがとう』
と思ったが
なんとか立て直して未遂に終わった。
なお
これで握力が終わった模様
とりあえず無傷で初走行が終わった。
- タイムの発表
率直に言って
かなり恥ずかしいタイムであった。
1周30秒くらいのコースなのに
そのトップ層のタイムから
10秒落ちである。
店員は
『初走行でスピンしてないだけ凄いですよ』
と言って慰めてくれたが
それは単純にチキってただけである。
- その後
その後も
カートに何回か乗ったが
あの時の事がフラッシュバックしてしまい
どうしてもアクセルを抜いてしまう
自分がいる。
とあるレーシングドライバー(名前忘れた)が、『クラッシュして
それが怖いからアクセル抜くとか
そいつはセンスないから
やめた方が良い(うる覚え)』
みたいなこと言っていた。
つまり俺はカートに関しては
センスがなくチキンな人間ということである。
(そのドライバーの頭のネジが吹っ飛んでるとも言えるが)
確かに私はチキンである。
思い当たる節が多々ある。
そもそも
こんなビビりメンタリティだから
未だ童貞なのかもしれない。
センスの無さに関しては
『お前にセンスのあるもんなんてないだろ』
と知り合いに突っ込まれるでしょうね。
センスのある人間に生まれたかった。